米豪2+2開催。中国への警戒感がにじみ出る

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こんばんは。たっつーです。今日はアメリカとオーストラリア間で開催された2+2について書いていきます。

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そもそも2+2とは何か?

本題に入る前にまずは2+2について説明しておきましょう。これは二カ国間で外務大臣及び防衛大臣が話し合う会議のことです。二カ国から外務大臣と防衛大臣の二人がそれぞれ出席するため2+2と呼ばれているわけですね。

参加している大臣からしてもわかりますが、外交や軍事について話し合う以上この会議は非常に重要な会議と言えます。また、軍事について話すという点から基本的に親交がある国の間で行われる会議と言えるでしょう。ちなみに日本もアメリカとの間でこの2+2を開くことがあります。

今回の2+2では中国への警戒感があらわに

さて、いよいよ本題に移ります。今回アメリカとオーストラリアの間で行われた2+2では中国の海洋進出に対する警戒感があらわとなり、両国が中国に対して注意を払っていることが分かる結果となりました。オーストラリアは中国との間で重厚な貿易関係を結んでいますが、それでも警戒をあらわにしたということは中国への不信がだいぶ積もっているということでしょうか。

中国は現在一帯一路という構想を持っており、内陸部だけではなく洋上においても自国の存在感を示すような政策を行っています。その際に厄介なのが、経済面だけではなく軍事面でも自国の強大さをアピールするかのような動きをしているという点です。

たとえば、中国はそれまで普通の島だった地点に基地を建設し、軍事化を進めるという手法をとっています。このように一度基地を作られると、その場所にはなかなか近づけなくなってしまいます。ある種の侵略政策ですから当然反発もありますが、中国はそうした反発を抑え込めるだけの力をすでに持っているというのも困りごとです。

洋上に基地を作られることの恐ろしさ

そもそもなぜ洋上に基地を作られると恐ろしいのでしょうか。その答えは戦争が起こったときにわかります。洋上に基地があると、その基地の周囲を敵国の船が通ることが難しくなります。基地の周辺は警戒されていますし、仮に戦闘機が離着陸できる基地だと敵国の輸送船や戦艦などは簡単に沈められてしまうことでしょう。

戦艦や巡洋艦が沈められてしまうと当然戦争には勝てませんし、輸送船が沈められたら食料や資源を手に入れることも難しくなります。これがいわゆる制海権を取られたという状況になります。もちろん、一つの基地でそう簡単にことが運ぶわけではありませんが、洋上に基地を作ればその分制海権を奪いやすくなるというわけです。

戦争というものは基本的に起こしてはいけませんが、かといってそのいざというときを想定しないのも問題です。というわけでアメリカとオーストラリアは今から中国の海洋進出を警戒しているということなのですね。

以上、今日の記事は「米豪2+2開催。中国への警戒感がにじみ出る」でした。

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