こんばんは。たっつーです。今日はカンボジア総選挙について書いていこうと思います。
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カンボジア総選挙では与党が大勝
先日行われたカンボジア総選挙では与党の圧倒的勝利が確実視されています。どのくらい大勝かというと、場合によっては約80%近くの票を集めることに成功したとのことです。投票率もそう悪くなく、順当に考えれば与党が国民人気を一気に集めた末の勝利と言えるでしょう。
しかし、実はこの勝利は民意に即していない可能性があります。なぜかと言うと選挙前に最大野党を解散させた末の総選挙だからです。現在与党をまとめる首相は強権的な政治を行っており、野党解散はその一部とも言えます。首相は約30年に渡って権力を握っているそうなので半ば独裁者とも言えるかもしれません。
どうやって最大野党を解散させたのか?
ではどうやって最大野党を解散させたのでしょうか。報道によると、最大野党党首を国家反逆の疑いありとして逮捕してしまったそうです。党首が逮捕されてしまっては党として活動することは出来ません。日本でたとえれば、かつての民主党を解散に追い込むようなものだと思うので強権政治と言われても仕方ないでしょうね。
最大野党は前回の総選挙で与党に肉薄するほど票を集めていたので、解散させられなければ与野党逆転も十分あり得た事態だと思われます。逆に言えば、首相はその事態を恐れたのでしょう。だからこそ強引な手段をとってでも選挙から最大野党を排除したのだと考えられます。
アメリカやカナダはカンボジアを非難。中国は擁護
最大野党を選挙前に排除してしまうという手法は正直言ってまともではありません。なので、今回の選挙は民主的だとはとても言えないものになっています。そうした理由から、アメリカやカナダはカンボジアに対して非難をぶつけているそうです。公平公正な選挙というのは民主主義の根幹を成すものでもあるので、こうした対応は当然だと言えます。
一方、カンボジアを擁護する国もあります。それは近隣国でもある中国です。実は、現在のカンボジアは中国から援助を受けているという話を耳に挟んだことがあります。援助を受けるということは影響を受けるということ。今のカンボジア首相と中国の仲は深いものなのかもしれません。中国としては自国になびいている政権を倒したくないという思惑もあるかもしれませんね。
以上、今日の記事は「カンボジア総選挙。実際は民意に即していない?」でした。
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