韓国軍の艦船が日本の哨戒機に向けて火器管制レーダーを向けるという事態が起きてからしばらく経ちました。日本側が動画公開に踏み切ると韓国も反論動画を提示しましたが、どうやら韓国側が正しいとは言い切れない状況です。
日本の哨戒機が低空飛行していたとは言うものの動画を見る限りそこまで低空とは思えませんし、電波状況が悪く日本側の応答が聞こえなかったという言い訳も当日の天気を見る限り怪しいものです。
それなのになぜ韓国は無理を通そうとしているのでしょうか？
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・日本に対して強気姿勢を出すことで国内をまとめる
もともと韓国はいわば反日姿勢を示すことで国内をまとめてきた歴史があります。ここらへんは中国と同じですね。そのままだと体制側に批判を集中しかねないので外部に敵を作ることで国をまとめるという手法は一般的なものです。
今まで何度も慰安婦問題で揉めた経緯はある意味この手法が関係しています。その時々の韓国政府は自分たちの立場が怪しくなると慰安婦問題を持ち出し、日本に謝罪と賠償を迫ることで「悪の日本に対して屈しない政府」を演出し、国民を支持を取り戻そうとしてきたからです。実際に今までの日本政府は謝罪気味の談話を発表したりしていたので効果はあったと言えるでしょう。
・前の政府を批判することで独自色を出す
また、韓国では保守系と革新系が交互に政権を取るとも言われています。今のムンジェインさんは革新系。前のパクさんは保守系でした。こうした場合、前回の政権を批判することで支持を集めるという手法が使われます。実際、ムンさんは選挙中からパクさんの失政を批判し、それによって革新系の躍進を果たしたという過去があります。
ここで問題になるのが日本との不可逆的な取り決めを交わしたのはパクさんだということです。いわばムンさんから見ればパクさんは日本寄り。前政権を叩くためには日本を仲良くすることは難しいのです。
・今までとは一味違う日本政府
そうは言ってもムンさんもまともな大人。日本との関係を悪化させるとどれほどの悪影響があるかは知っているはずです。ですが、ここで韓国を困らせるのは今の日本政府は歴代政府と違い、非常に硬質な態度で韓国に接してくるという点があります。不可逆合意を交わした以上何を言われようが知ったことではないというわけですね。
今までのやり方を踏襲すると日本に対して下から出る態度は取れない。かといって日本はこれまでと違い圧力には屈しない姿勢を見せている。ある種板挟みになっているわけです。それが現在のように無理を通そうとする状況につながっているのだと思います。
とはいってもレーダーを照射しておいてそれを認めないのは勝手な都合。早いところミスを認め、北朝鮮対応に向けて協力していきたいですね。
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