こんばんは。たっつーです。今回は中国とカナダの関係がさらに悪化してしまいつつあるという内容について書いていこうと思います。
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・そもそも最近中国とカナダの関係は微妙だった
最近、中国とカナダの関係というとファーウェイ問題による関係悪化が記憶に新しいですね。ファーウェイの副社長がカナダ当局に身柄を拘束されているというもので、この時点で報復かのように中国でもカナダ人が逮捕されるという事案が起きました。アメリカが副社長の身柄引き渡しを求めているようですが当然中国は猛反発しています。
・さらに悪化した原因は中国国内での死刑判決
更に悪化した原因は中国国内でカナダ人に対して死刑判決が出たことです。このカナダ人は麻薬関係の事件で起訴されており、最初は懲役15年という判決でした。しかし刑が軽すぎるということで差し戻しとなり、死刑判決が言い渡されたという流れのようです。
日本人からすると麻薬で死刑だなんて厳しいと思うかもしれませんが、中国はこうした麻薬事件に対して非常に厳しい態度を取っています。かつてアヘン戦争のときに自国民が麻薬漬けにされたことがトラウマになっているのかもしれませんね。
・今回の死刑判決は本当に中国政府による取引カードなのか?
とはいえこのタイミングでカナダ人が死刑になるというのはいかにも出来過ぎな気もします。最初は懲役15年だったのに一気に死刑になるというのもやや怪しい匂いを感じますね。
個人的には今回の死刑判決はカナダに対する取引だと思います。通常の三権分立国家ではありえませんが、中国なら政府の下に司法が置かれていても不自然ではないでしょう。中国は長年力を見せずに着々と実力を高めるという戦略をとってきましたが、習近平主席はこの方針を転換し、大国として覇を唱えようとしました。
その代償がアメリカとの通商戦争なわけですが、どうやら思った以上に中国はダメージを受けているようです。アメリカも傷が深いですが最後に立っているのはおそらくアメリカでしょう。中国はアメリカに喧嘩を売るにはまだまだ早すぎたというわけです。
このような状況で取引が得意と自認するトランプ大統領のもとにファーウェイの副社長が引き渡されたらさらに中国の立場は悪化します。トランプ大統領のことですからファーウェイ副社長解放のために中国に何らかの条件を突きつけてくるでしょう。
その状況を回避するために中国はカナダに対して脅しをかけるようにカナダ人に対して死刑判決を言い渡したのではないかというのは私の考えです。皆さんも中国へ行くときは気をつけてくださいね。
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