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サウジアラビアのタンカーが攻撃を受ける
ホルムズ海峡でサウジアラビアのタンカーが攻撃を受け、損傷してしまうという事態がありました。幸いなことに死傷者が出たり、原油流出が起きたりといったことはなかったようですがこれは深刻な事件です。
なぜならホルムズ海峡というのは石油輸出において非常に重要な場所。まさに急所というべき部分で、ここが閉鎖されると国際的な石油輸出入が滞る恐れすらあるのです。
そうした場所で石油輸出への妨害行為が起きるというのは今後の石油価格にも影響が出かねません。今回だけの事件なら良いですが、仮にこれが続くと石油情勢が不透明になるかもしれません。
やったのはイランと思われる
さて、そんな深刻な事態を引き起こしたのは誰なのでしょうか。サウジアラビアは主犯と思われる組織について名指しはしませんでした。しかし、どうやらこのイランがサウジアラビアのタンカーを攻撃したのではないかと言われています。
もちろん、イランは否定しています。が、イランはこうした攻撃をする理由がるというのも事実です。現在イランはアメリカから強い圧力を受けており、アメリカの同盟国であるサウジアラビアを攻撃する理由は十分あります。
また、アメリカに追い詰められているイランが国際的に存在感を出すためにあえてこうした攻撃に出たという可能性もあります。「自分を攻撃しすぎると世界の石油価格に大ダメージを与えるぞ」ということをアピールしているわけです。
こうなるとアメリカはなかなか圧力をかけづらいですし、仮にかけてきたとしてもイランの反撃を恐れて他国が仲裁してくれるという期待もあります。
中東情勢の雲行きが怪しく
イランが実際に行ったかどうかはともかく、中東情勢は若干きな臭くなってしまいました。シェールガスや原発、太陽光発電などいろいろなエネルギー源が開発されていますが石油は未だ現役の重要なエネルギーソースです。
その石油が安定的に供給できなくなると単純に石油価格に影響するだけでなく世界経済に影響するかもしれません。それだけならまだしも、武力衝突にまで発展してしまうと恐ろしいことになってしまいます。なんとかして平穏無事に事態が推移すると良いですね。
以上今回の記事は「ホルムズ海峡で怪しい雰囲気。中東は大丈夫?」でした。
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