イスラエルまさかの再選挙。ネタニヤフ首相連立できず。

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イスラエルで再び選挙を行うことに

イスラエルでまさかの事態が起きました。先日選挙が行われたばかりなのですが再選挙を行うことが決定したのです。別に不正が発見されたとかいうわけではなく、ネタニヤフ首相が再選挙を決めたがゆえに行われるという流れのようです。

冷静に考えれば選挙が行われたばかりなのにすぐにまた次の選挙実施が予定されるというのは異例のことです。どうしてこのような状況になったのでしょうか。

ネタニヤフ首相が連立できなかったことが原因

原因はネタニヤフ首相が上手いこと連立できず、期限内に組閣できなかったことです。期限内に組閣できなかったことでネタニヤフ首相の党に惜しくも及ばなかった別の党に組閣権限が映る可能性があり、それを嫌って議会解散と再選挙が行われることになったという経緯のようですね。

何故組閣できなかったかと言うと徴兵が絡んでいるとのこと。一部の人間に対する徴兵免除を廃止するように訴えていた議員と折り合うことができず、連立を組むことができなかったようです。

この状況でネタニヤフ首相と対立する議員に組閣権が移ると、その議員が連立を成功させて組閣してしまうかもしれません。それでは選挙で勝った意味がないということで再選挙に乗り出したものと思われます。

次の選挙ではどうなるか

さてそれでは次の選挙ではどうなるのでしょうか。今回は接戦でしたが、個人的に次回はネタニヤフ首相にとって不利な結果に終わるのではないかと思います。もともとネタニヤフ首相は汚職疑惑がつきまとっていましたし、今回の件で強権的というイメージも付いてしまいました。

自分にとって不利な状況を覆すためなら議会解散も辞さないという姿勢は政治家としては正しいのでしょうが、有権者からすると権力乱用にも見えます。それが私が次の選挙で不利になるのではないかと考える理由です。

有利になる可能性があるとしたらアメリカの動向でしょう。トランプ大統領はイスラエルに対して大変好意的で、ゴラン高原のイスラエル主権を認めるなど度々イスラエルをアシストしています。

今後もトランプ大統領がイスラエルが有利になるような言動をすれば、ネタニヤフ首相も「アメリカがこんなに好意的なのは自分が首相をやっているから」と有権者にアピールすることが出来るかもしれません。とはいえ他国に頼るのはなかなかリスキーなのも事実なので、あくまで今後は国内実績などでアピールしていく必要があるでしょうね。

以上、今回の記事は「イスラエルまさかの再選挙。ネタニヤフ首相連立できず。」でした。

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