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アメリカが行うファーウェイ規制。どんな影響があるのか
アメリカ国内でファーウェイ製品の使用禁止や、ファーウェイに対する取引禁止の動きが出ています。特に取引禁止についてはすでに動き始めており、実際にグーグルが取引中止に動いたことが報道されて話題になりました。
とはいえこの決定はアメリカ国内であまり歓迎されていない面もあります。取引による利益が消えてしまうのもそうですし、そもそもファーウェイ製品が消費者から喜ばれていたからです。
ファーウェイ製品は高品質で低価格というまさに理想的な代物で、なかなか代替先が見つかりません。そもそも代替するにしてもコストがかかるので、経済的にはファーウェイ規制は好まれていないのです。
何故そこまでしてファーウェイを敵視するのか
経済的に良くないとしてなお何故規制を続けるのでしょうか。もちろん、安全保障という面はあるでしょう。どれだけ低コストだとしても情報が筒抜けになるとしたらそんな製品を使うことは推奨できません。
個人的にはさらにもう一歩踏み込んだ理由があると思っています。それは中国の戦略潰しという側面です。中国はハイテク大国を目指してドローンや自動運転など様々なテクノロジーで覇権を取ろうと日々技術開発しています。そうした戦略の一部がファーウェイなどの企業として出てきているわけです。
アメリカとしては仮想敵国である中国にあまり成長してほしくありません。そこで中国のハイテク戦略を潰すためにファーウェイを敵視ているのではないかというのが私の予想です。これはある意味武力を交えない闘争であり、戦争でもあるわけです。そう考えるとアメリカの本気具合も理解できるでしょう。
今後の展望は
それでは今後の展望はどうなるのでしょうか。前に記事で書いた通り中国もレアアース規制をチラつかせるなど対抗措置を打ち出しています。これがきっかけで武力衝突にまで発展するとは思いませんが、そうした事態を避けるためにも互いに程々のところで矛を交えるのでしょうか。
私の予想では、中国が譲歩しない限りアメリカが譲ることはないと思います。何故かと言うと有利なのはアメリカの方だからです。確かにファーウェイ製品は優秀ですがそれはあくまでもハード面の話。アメリカ企業との取引禁止によってアメリカ企業が関与するサービスなども使えなくなるとすれば大きな痛手です。
しかもトランプ大統領は自分のことを取引の天才と言っています。そのプライドがある以上、自分にとって有利な交渉でなければ終わらせないでしょう。そのため私としては中国が折れる形で決着すると考えていますがどうなるでしょうか。日本に大きな悪影響がないうちに無事に終わってほしいですね。
以上、今回の記事は「続くファーウェイ規制。その影響は」でした。
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