香港と中国の急接近

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こんにちは。たっつーです。今日は香港について書こうと思います。

香港といえばイギリスから中国に返還された地域ということで有名ですね。昔イギリスに支配されていたことも会って、中国内部の中では珍しく民主的な空気が漂っている場所です。

しかし、最近ではその香港も中国本土との間で結びつきが強くなっているようです。

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なぜ香港と中国本土が仲良くなっているのか

香港と中国の間の結びつきが強くなる大きな原因は経済面にあると思われます。イギリス統治下において香港は民主的な経済活動をしていたためか、以前は中国本土に比べると発展したような状況にありましたが、最近では中国内部でも経済発展が起きたためその差が小さくなっています。

そうなると香港のアドバンテージは少なくなるので中国本土からのプレッシャーに耐えられなくなることが予想できます。香港は発展しているとはいえ中国との関係なしに独立して生きていけるほどの経済規模ではなさそうなので、結局中国と仲良くなるしか無いという部分もあるでしょう。

中国との関係が悪化するとどうなるのか?

それでは仮に中国との関係が悪くなるとどのような影響が香港にでるのでしょうか。真っ先に考えられるのは観光面の影響です。香港には中国本土からの観光客も訪れますが、中国との関係が悪化した場合はこの観光客が激減します。本土が、香港には観光に行かないようにと国民に圧力をかける場合があるからです。

とても信じられませんが、中国はほぼ独裁国家なのでそういったこともありうります。実際、香港で民主化運動が盛んだった時期は観光客が減って土産物屋が苦労していたという報道をテレビで見たことがあります。

また、香港が中国本土から輸入している物品の数が減るということもあるかもしれません。兵糧攻めのような方法ですが、香港にように土地が小さく自力で生産できる物の数に限りがある地域にとっては有効に働くことでしょう。

中国との関係を保つためにいま香港はどうなっているか

先述したような悪影響を避けるためにも、香港は中国と仲良くしようとしています。そのために香港内部では以前よりも中国寄りの状況になっているそうです。たとえば、中国政府を批判するような内容の本を取り扱っている書店に圧力をかけているとされています。そうした本を読んで香港市民が中国政府に対する批判知識を身につけてもらっては困るということでしょう。

また、天安門事件を思い起こさせるようなデモ内容にも取締の圧力が高まっているそうです。中国と香港は一国二制度といって中国本土と香港は違う制度で動くとされていますが、このままでは一国一制度になってしまうかもしれませんね。

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