米ロ首脳会談。なぜトランプ大統領はロシアと仲良くするのか?

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こんばんは。たっつーです。アメリカとロシアの間の首脳会談のニュースがあちこちで報道されていますね。かつては冷戦という形で敵対していた両国ですから、世界もこの二国間関係には大きな注目を寄せています。さて、ここで気になるのがトランプ大統領の姿勢。どうやらロシアと仲良くする姿勢を見せていますね。

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トランプ大統領にまつわる疑惑

トランプ大統領はいろいろと怪しい噂を持っている人ですが、その中でも格段に重要度が高い噂が俗に言うロシア疑惑。大統領選挙のときにロシアが様々な手段を講じてトランプさんが大統領になるように工作したのではないかというものです。

なぜわざわざアメリカの仮想敵国であるロシアがそんなことをしたのかは不明ですが、候補者の一人であったヒラリーさんよりはトランプさんの方がロシアと親しい関係を持ってくれるのではないかと期待したという可能性が考えられています。

トランプ大統領は当然このロシア疑惑を否定しており、アメリカの情報機関よりもプーチン大統領の発言(ロシアは工作をしていない)の方が信じられるとすら言っています。おかげでアメリカ国内では自国の情報機関よりも他国の大統領の発言を信用するとして批判されているようですが、なぜそこまでしてロシア疑惑を否定するのでしょうか?

トランプ大統領がロシア疑惑を否定する理由

トランプ大統領がロシア疑惑について完全否定を続ける理由は一つしかありません。それは自分の正当性を担保するためというものです。仮にロシア疑惑について多少なりとも認めるような発言をしてしまうと、「トランプ大統領は他国が干渉した選挙で選ばれた人間」ということになり、アメリカの大統領としての名前に傷がついてしまいます。

大統領選挙から時間がたった今、再び大統領選挙をやり直せとまではいかないでしょう。しかし、大統領に悪いイメージが付いていると党のイメージも悪くなりますし、選挙でも不利になります。そうしたデメリットを受けないためにもトランプ大統領は強硬に否定をしていると思われます。

否定をするならなぜロシアと仲良くするのか?

そこで不思議なのがロシアとの親密さです。いくら口でロシア疑惑を否定したところでそのロシアと仲良くする様子を見せれば不審に思われることは避けられません。普通に考えればロシアと距離を取りそうなものです。なぜロシアと仲良くするような真似をするのでしょうか?

私が思うに、トランプ大統領は「強いアメリカ」をアピールするためではないでしょうか。最近、ロシアはシリア支援やクリミア併合など国際社会の孤立を恐れずに「強いロシア像」をアピールしています。こうしたロシアと対等に渡り合い、時には親密さを見せることでトランプ大統領は「強いアメリカ」をアピールしているのではないでしょうか。ある種虎の威を借る狐のようにロシアのことを利用し、世界や支持者に向けてアメリカの強大さを見せつけているのです。

とはいえ、こうした手法は同時に敵を作りやすい諸刃の剣。支持者にアピールしたところで反対派が増えすぎてしまっては意味がありません。そのあたりはトランプ大統領のさじ加減一つといったところでしょう。

以上、今日の記事は「米ロ首脳会談。なぜトランプ大統領はロシアと仲良くするのか?」でした。

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