こんにちは、たっつーです。少し前に巷で有名になったファーウェイ問題について書いていきたいと思います。
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・ファーウェイとは?
ファーウェイとは中国の通信機器系企業です。設立は30年ほど前ですが、近年急成長しており今や世界に名を轟かすほどの企業となっています。先端技術への投資も多く行っているようで、近未来のスタンダードと言われる5Gについても積極的に技術開発を行っていると言われています。また、実は創業者が中国人民解放軍の関係者でもあります。
・どんな部分が問題なのか?
それだけだとアップルやサムスンのように普通の企業のように見えますが、何が問題なのでしょうか。実はファーウェイが販売している機器を通して中国がスパイ行為をしている可能性があるというのです。実際、ファーウェイ端末の中に仕様にはない部分があって、そこから情報が盗み出される可能性もあるとのことです。
普通の国であれば、企業を通して国家がスパイ行為をするなど断固として許されないことです。それが露見した場合、企業側が国家を相手取り訴えを起こすこともありうるでしょう。しかし、中国のように半ば独裁状態にある国ではそうした常識が通用しません。ファーウェイの創業者が人民軍の関係者であるという点も不信感を招く一因となっています。
・中国はスパイ国家?
中国がスパイ国家であることは今回に限らず噂されています。美女を使ったハニートラップなんかも起きていたようですね。また、情報を盗み出す方法は単純な窃盗だけではありません。新聞によれば中国がサイバー攻撃を仕掛けてある企業の業績を落とし、株価が下がったところを狙って買収を仕掛けることで安く技術を手に入れたという事例もあるそうです。
今の時代、大国同士が直接武力をぶつけることはほぼありえません。互いに経済的に結びつきあっているため、他国との戦争が自国の経済にも深刻な被害を及ぼすことがわかりきっているからです。また、中国の仮想敵国といえば当然アメリカですが成長を続ける中国であってもアメリカと正面から戦っては勝ち目がありません。
ではどうすれば中国がアメリカよりも優位に立てるかと考えた結果、中国が目をつけたのが経済なのではないでしょうか。つまり、経済的に世界の中で立ち位置を強めて自国の発言力を増すというものです。言い換えれば中国にとって経済支配は間接的な戦争のようなものなのです。ゆえに手段を選ばず、他国の情報を盗んででも成長しようとしているのではないかと私は考えています。
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