アメリカとイランの対立激化?平和に終わることを望む

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アメリカとイランの対立激化?平和に終わることを望む
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アメリカが大使館職員に出国命令

前回の記事で「アメリカとイランの仲が良化するといい」みたいなことを書きましたが、残念ながら逆の方向に動いているようです。

アメリカは駐イラン大使館の一部職員に出国命令を出しました。日本が韓国にやっているように自国の怒りを伝えるために大使を帰還させるということはありますが職員を出国させるというのはより深刻な事態です。

なぜならばそれほど二国間関係が悪化していることを示すからです。イラン国内の対米意識が悪化することにより大使館職員やその関係者が襲撃されることを懸念し、出国させたとも見られるでしょう。

今の時点では流石に杞憂でしょうが戦争時に巻き込まないために出国させるという可能性もわずかではあります。

イランは落ちついている

アメリカがこれほど過激な対応をしている以上、イランも強硬な態度に出ているのかと言えば、実はそうではありません。

仮にアメリカとの戦争になればイランに勝ち目はありません。イランとアメリカの間にはそれほどの戦力差があります。それがわかっているイラン指導者はアメリカの挑発的とも言える行動に乗らずあくまで冷静に乗り切ろうとしているのでしょう。

確かにイランが行ったとされる石油タンカー攻撃も、絶対にイランが犯人だとは言えません。中東に存在する他の武装勢力がやったかもしれませんし、もしかしたらサウジアラビアの自作自演かもしれません。

本当にホルムズ海峡は封鎖されるのか

日本にとって気になるのはホルムズ海峡が本当に封鎖されてしまうのかという点です。前回の書いたようにホルムズ海峡は石油輸出において非常に重要な場所。もし封鎖され、それが長期間続くようならば石油の値上がりは避けられないでしょう。

私が見たニュースによれば、幸いイランが封鎖をすることは難しいそうです。ですが安心はできません。一度でも封鎖が現実化すれば石油価格は上昇し、世界経済は悪化するでしょう。なぜかというと人はみなリスクを避けるからです。

米中貿易戦争で中国が疲弊し、国際経済が低調になりつつある中でもし石油価格が値上がりしたらさらに経済低迷が起こりえます。それこそ消費税増税が取り消されるような事態にもなるかもしれません。できれば物騒なことが起きないと良いですね。

以上、今回の記事は「アメリカとイランの対立激化?平和に終わることを望む」でした。

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