ウクライナ大統領、EUに秋波?背景にはロシアの影

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ウクライナ大統領、EU加盟を目指す

ウクライナのゼレンスキー新大統領が外遊に出かけ、EU及びNATOへの加盟を目指しているそうです。ゼレンスキー大統領といえばコメディ俳優として大統領役をやったところ実際に当選して大統領になってしまったということで話題でしたが、早速動き出したようですね。

EUやNATOという存在は自国の安定を目指すのならば確かに加盟したほうが良い存在です。経済や安全保障と言った面で加盟しているのとしていないのとでは大きな差が生まれるでしょう。

ゼレンスキー大統領が一歩目に選んだ手段としては非常に堅実で納得の行くものだと思います。元コメディ俳優ということでどうなることかと思いましたが、意外と言っては失礼ですが順当な滑り出しです。

背景にロシアの存在

ところで何故ウクライナはEUとNATOに加盟したがっているのでしょうか。先程言ったように経済や安保上という理由はわかりますが政治活動のはじめに選ぶものなのでしょうか。

その答えはおそらくイエスです。その背景にはロシアの存在があります。ロシアがクリミア半島を半ば無理矢理に併合したことでロシアのウクライナの間に埋めようがないほどの亀裂が生じました。

しかしロシアは大国。ウクライナ一国では到底抑えようがありません。そこで重要になるのがEUとNATOです。つまりウクライナはこの二つに加盟することでロシアに対抗しようとしているのです。

今のロシアではプーチン大統領が権力を握っています。彼は支持率を得るために自国民の自尊心を満たすことを是としており、そのためには他国へ容赦しません。助けを求めるウクライナの気持ちも十分わかります。

純粋に国力が落ちているという危機感も

また、ロシアという危機以外にもウクライナがEU加盟を目指す理由があります。それは国力低下への危機感です。現在ウクライナからポーランドへと移る若者が増えているそうなのです。

若者からすれば未来が見えないウクライナに居るよりもEUに加盟しているポーランドで仕事を探したいと思うのが自然。ですがこれはウクライナの国力低下につながってしまいます。

そこでEU加盟を急いでいるのでしょう。EUに加盟すればバラ色というわけではないと思いますが、少なくとも今よりは若者流出を抑えられる公算が高くなります。日本のような島国はイメージしづらいですが、陸続きの国々ではこうした悩みもあるのですね。

以上、今回の記事は「ウクライナ大統領、EUに秋波?背景にはロシアの影」でした。

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