イギリスとイラン対立激化へ。イギリスは制裁検討も。

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きっかけはイギリスによるイランタンカー拿捕

イギリスとイランの関係が悪化したきっかけはイギリス領ジブラルタルでイランのタンカーが拿捕されたことです。拿捕の理由としてはEUの制裁違反だとされています。

イランはこの拿捕に対し強い反発を示していました。そもそも拿捕の理由は制裁に違反したとのことでしたが、その違反をしていないというのです。もしそれが事実なら確かに許せることではないでしょう。

イランとしてもこのままでは各国になめられてしまうと感じたのか、タンカーを開放しない限り報復措置を行うと警告していました。そして実際にイギリスのタンカーを拿捕してしまったのです。

対抗するかのようにイランがイギリスタンカーを拿捕する

先述したように、自国の船を拿捕したイギリスに対抗するかのようにイランがイギリスのタンカーを拿捕しました。今回拿捕に関与したのはイランの精鋭部隊と言われる革命防衛隊です。

イラン側はイギリス側に落ち度があったため拿捕したと主張していますが、イギリス側はこれは報復措置だとして強い反発を示しています。ちょうど先程の拿捕事件の立場が逆になったような状況ですね。

拿捕という実害が出た以上、タンカーが解放されない以上互いに対立悪化が続くことは必至でしょう。不安なのはホルムズ海峡という原油輸送の要所の緊張が続くことです。世界景気への影響も心配されます。

互いに対立が続く様相

自国の船が拿捕されたということもあってイギリスは強硬な態度を見せています。というのもどうやらイランに制裁を科すことも検討しているようなのです。もしそうなればイランもますます反発し、収集がつかなくなります。

そもそも今回の動きはイランにとって悪手です。アメリカが核合意から離脱したことで予定していた経済的利益が得られないということで欧州各国に対して支援を要求していたイランですが、こんなことになっては支援は望めません。

イギリスに至っては逆に制裁を科すかもしれない始末。このままではさらにイランの経済が悪化してしまうでしょう。イランの将来を考えるならば、イラン首脳部は関係改善に向けて動くべきだと思います。

以上、今回の記事は「イギリスとイラン対立激化へ。イギリスは制裁検討も。」でした。

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