こんばんは。たっつーです。
今回はアメリカの中国との間の貿易摩擦について書いていきたいと思います。
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貿易摩擦とは?
ではまずはそもそもの話貿易摩擦とはなんぞやというところから話を進めていきたいと思います。
貿易摩擦とは、その名の通り貿易に関する衝突のことを指します。基本的にはある国がまた別にの国に対して異様に利益を上げすぎているとか、ある国の輸出品が別の国の産業を脅かしているときに発生してしまいます。
いちばん身近な例では日本とアメリカとの間の起きた貿易摩擦が挙げられるでしょう。かつて日本経済が好調だったときに、日本の自動車産業は日本車をバンバンアメリカに輸出していました。日本車はアメリカ車よりも高品質だったためアメリカ人も日本車を買いまくった結果、アメリカ車があまり売れないという事態に陥ります。
一般国民からすれば質の良い商品が手に入るならばそれに入るに越したことはないはずですが、困ったのはアメリカ車の産業に関わる人達。何しろアメリカ車が売れなくなると自分の仕事が危うくなるわけですからね。そこでこうした自動車産業に関わっていた人たちを中心に日本車や日本を敵視する風潮が生まれ、貿易摩擦が生じてしまったのです。
今回の米中摩擦はまた別の原因
それでは、今回の米中摩擦もかつての日米貿易摩擦と似た原因なのでしょうか?実はそれが違うんです。今回の貿易摩擦の発端はトランプ大統領が中国産の製品に対して莫大な関税をかけたことが原因です。それに対抗するように中国もまたアメリカ産の商品に関税をかけはじめ、貿易戦争とも言える状況になっています。
つまり今回の貿易摩擦は自然発生的に生まれたものではなくある種の戦略のもと生まれた貿易摩擦なのです。そのため、この貿易摩擦を引き起こしたトランプ大統領はある程度この結果を見越していたことでしょう。
なぜ貿易摩擦を引き起こしたのか?
それではなぜトランプ大統領は貿易摩擦を引き起こしたのでしょうか?普通に考えると貿易摩擦が起こしても貿易が上手く行かない分、損をしているとしか思えません。しかし、トランプ大統領にとっては旨味があるのです。
それは支持率への影響です。アメリカでは秋に中間選挙と呼ばれる大規模な選挙があります。そのため、トランプ大統領としてはどうしても今のタイミングで支持者からのポイントを稼いでおきたいのです。幸い、トランプ大統領の経済政策は今の段階で支持されているので、今後も強硬な姿勢を貫いていくと予想されます。
もともと中国への関税増加も中国企業がアメリカの技術を盗んでいるという疑念が出発点にあります。今や大国となった中国にアメリカが下手に出ないというアピールは強いアメリカを目指すというトランプ大統領の政策からしてどうしても必要なものなのでしょう。
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